瞳が黒くて丸くて、小さくて可愛い。そして、いつも娘さんと一緒。
わたしが川崎千愛(かわさきちえ)さんに出会ったときの、第一印象。
だけど、千愛さんのことを知れば知るほど、その可愛いらしい見た目からは想像できないほどのパワフルさに圧倒されていきました。
千愛さんは、いろんな肩書きを持っています。
全部、子育てにつながることなんです。今も学びを続けて、いつも娘さんのことを想い、娘さんのためにできることを全身全霊でやっていくその姿。
わたしは、いつも不思議だったんですよね。
「どうして、そこまでできるの?」
そして実は、千愛さんに出会った当時どことなく引け目を感じていたことを、今ここで告白します(笑)
私は千愛さんほどたくさんのことを、子どものためにやれている自信がなかったから。
だけど、そんな私の器の小ささはどうでもいいほど、私は千愛さんのパワフルさと愛情深さの理由が知りたくなりました。
そしてインタビューを通して、千愛さんのことを教えていただいて、千愛さんの想いに少しだけ触れることができました。
そのお名前の通り「千の愛」を、数えきれないほどの愛を、娘さんに、そしてママと子どもたちに与え続ける千愛さん。
ぜひインタビューを読んでくださいね!
―千愛さんは、娘さんの精神的、肉体的、経済的な自立を育てたいと考えて、なるべく自然にも寄り添った育児を選択されているんですよね。子育てにおいて、断然手間暇かけてると思うんです。食事も手作りが基本ですよね?
はい、妊娠するより以前から、生活のなかで手作りすることには興味がありました。なので、主人と同棲するようになったころに、たとえば「ドレッシングって使い切れないし、いろんな種類買わないといけなくて、もったいないし。じゃあ、自分でつくったらいいよね」って思っていました。
あとは、レトルト食品とかも好きじゃなかったんですよね。母親が、手作りのものを食べさせてくれてたから。
―お母さまの影響なのですね。
自分が小さいとき、アトピーだったから、布おむつもしてくれてたかな。あとは、ステロイドも途中から使わないようになって、漢方とか使ってくれて。太乙膏(たいつこう)っていう黄色い漢方薬があって(笑)あとはアロエベラの原液とか(笑)
あと、私が漢方薬局でも勤めてたから。自然なものとか、養生の考え方が身近だったかな。おばあちゃんの知恵袋みたいな。
―ご自身がアトピーを経験していることもあって、以前から関心が高かったのですね。
でも、食べるものに本格的に気を付け始めたのは、妊娠してからかな。それまでは、スーパーで「一円でも安いものを!」って思って買ってたり。それがいい主婦って思ってた。
↑写真は《心が育つIQ絵本体験講座》で講師をつとめる千愛さん。私も参加させていただきました。
―漢方薬局で働いていたときのこと、聞きたいです。
独身のころ、丸の内のお店に勤めていて。会社としても「妊娠力」を掲げていて、そのキーワードだけで、女性のお客様がほんとにたくさん来て。お昼休憩に、わざわざ駆け込んでくる。それだけ切実な状況なんだなあって思うようになった。生理不順の方も多かった。
そのころお客様から、布ナプキンのことを教えてもらって、それで布ナプキンのこともを知ったんです。
自分も赤ちゃんのとき、布おむつをしてたな~とか思って。それにお客様に薦めるにしても、自分で使ってみないことには、わからないしね。自分でも、布ナプキン使ってみようかなあって。
―徐々に、健康のことに詳しくなっていったんですね。
そうなんですよね。でも実は、点と点がつながったのが大人になってからだっただけで、子どものころから関心はあったんですよね。
予防接種も嫌だったなあ。自分の意志で拒否できるようになってからは、駄々こねた。
あとは高校生のころにも、化学の先生が授業で「フッ素は猛毒」って言ってて。それで私「なんで歯磨き粉に入ってるんですか?矛盾してませんか?」って聞いたりして(笑)
―えー!!そしたら先生なんて言ってたんですか?
「でも、微量だし。死ぬほど入ってないでしょ。」って。
↑インタビューのときにご馳走してもらった、手作りご飯。最高に美味しかったです。ごちそうさまでした。
―妊娠を希望すると、風疹ワクチンを打つように言われたりしますよね。
そうですよね。私もそれでワクチンのことが気になりだして。子どもが生まれたら、生後2カ月の赤ちゃんにワクチンを打つことになるんだよなあって。それで、まずワクチンのことを学びにいったんです。
それから、あとはやっぱり食べ物がもともと好きだったから。食養生のことも好きで学んでいたんですけど、そうしたら根底に共通することがあることに気が付いたんですよね。
全然関係がないと思ってたいろんな物事って、実は出口って一緒なんじゃん!って。
―ほえー!子どものころから気になってことが、つながったんですね。
たとえば、ある和食の料理人さんがやってるお料理教室に行って。
そしたらその方が、味噌蔵や酒蔵を守りたいって言ってた。醤油も本物のものが少なくなっている。
その背景には、企業や国も絡んでるし、法律も変わっちゃってる。危機的状況だよって。
普通の料理人の人が、そうやって警鐘を鳴らしてた。
それって、自然派育児を推奨するお医者さんとか、いろんな方が言ってたことと、一緒だったから。
それで、自分が出産するまでに疑問に思ったことを全部学ぼうって思って、妊娠中に動きまくった。それを仕事にしたいというよりは、産まれてくるこの子のためって。
―すごい行動力!布おむつのことも、学んだんですよね?
はい。自分が漢方薬局で勤めたときの経験から、布ナプキンを使っていたので。子どもにも、紙オムツじゃなくて布オムツを使ってあげたいなあって。自分は布なのに、子どもは紙だと、フェアじゃないよなあって。
―千愛さん、医薬品登録販売者の資格を取られたのは、どうしてなんですか?
学生のとき大学辞めて、それから身体壊したんです。それで心療内科も行ったんだけど、何も解決しなかった。いろんな病院をたらい回しにされて、調べても何もでてこないから、脳まで調べて。
でも、けっきょく異常がないから「ストレス」って診断されて、また心療内科に戻ってきて。最終的に、薬出されるだけなんだよね。
それで、薬に興味持って。なんなんだろうって。
趣味で、ハーブやアロマの勉強してたから、植物つながりで漢方も知りたかったし。
でも薬剤師になるには、ものすごく時間もお金もかかるなあって思ったときに、医薬品の登録販売者って資格があることを知って。それで実務経験を積むためにドラッグストアでバイトを始めました。
―そうした経歴が、今こうして《ドラッグストア結処~ゆいどころ~》をオープンするところまで繋がってきたんですね。
―今の活動をするまでに、ご自身の健康のことに向き合って、それから子育てのためにいろんなことを学ばれたんですよね。それだけで十分すごいのに、さらに、ほかにママたちに伝える活動を続けているのはどうしてなんですか?
やっぱり、この子だけが大人になるわけじゃないから。
私の子育てに対する考え方って、たぶんまだ少数派なんですよね。だから娘が成長したときに、もしかしたら世間からいろんなこと言われるかもしれない。
それで、子どもが誰かに「お前の母ちゃん、変なことやってるよな」って言われても、きっと私の背中を見ていたら、吹っ切れるんじゃないかなあって。
「口うるさいだけの親」にはなりたくないよなあって。娘も、家の中だけでガミガミ言われるのは嫌だと思うし。それよりも、母親がいろんな人に関わって、その後ろ姿を見てたら「うちのかあちゃん、いっつも何かやってるんだよねー」って笑い飛ばしてくれるかも(笑)
それに、周りのお母さんたちも、知ってくれたら心強い。全部を変えるのは難しくても、たった一度でも変われば、将来的に大きな変化になる。ちょっとでも気づいたら、そこから色んなことに繋がってくるから。
それに、知りたいから教えてって、お母さんたちに言われるかな。それに自分が何か知りたいことがあるときは、講師の方を招致したりもしてる。
そしたら、自分も周りもママさんもみんな、学ぶことができるから。
↑インタビューのときにご馳走になったデザート。全部手作り!すごすぎる!
娘さんのために全身全霊を傾けて学び続ける千愛さん。そして、育児や健康に不安を抱えるお母さんと子どもたちのために、その知識を惜しみなく伝える方。
自分はここまでできないかも・・って思ったママもいるかもしれない。
そんなママたちに。スピキャリからの提案です。
まずは知ることから始めてみませんか?
そして自分のできることから、少しずつ実践してみませんか?
そして子どもたちの未来を本気で考える千愛さんを、一緒に応援しませんか?
ぜひ、結処~ゆいどころ~に遊びにきてくださいね。
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