こんにちは!スピキャリ編集長です。
実はわたし、産後から腰の痛みに悩まされていました。
腰というか、骨盤まわりが痛い・・
マッサージ店や整体にも通ってみましたが、その場では気持ちが良いものの、翌日にはすっかり元の状態に戻ってしまいます。
困り果ててたときに、見つけたのがこちらの本。『骨盤にきく』/片山洋次郎著
わたしの骨盤観を変えた一冊です!
みなさん、ご存知でしたか?骨盤って毎日、動いているんですって。
「骨盤が動く」と聞くと、びっくりするかもしれませんが、本来骨盤は動くものらしいのです。
それこそ、開いたり閉じたり、上がったり下がったり、前後に傾いたり。ねじれることもあります。
朝と夜でも違うし、季節によっても変化する。
生理のときにも動きます。
そのそも、身体には、体内リズムや環境の変化を敏感に察知して、自分で自分を調整する機能が備わっています。その働きが一番端的に現れるのが「骨盤」というわけなのです。
そのため、骨盤が緊張していたり、骨盤に弾力がない状態では
骨盤はうまく動くことができずに、腰の痛みにつながってきます。
骨盤の緊張をほぐすようなストレッチで、自宅でも簡単にケアすることができます。
骨盤がスムーズに動くためには、腰椎という部分に弾力があることが必要です。
腰椎というのは背骨の腰の部分で、腰椎は5つあります。
5つの腰椎のうちのいずれかが、硬くなっていると、さまざまな症状がでます。
寝つきが悪い人は腰椎1番をゆるめると、寝つきがよくなります。
腰椎1番の緊張は、首の緊張と連動しています。
だから、眠りに落ちる前には、首の筋肉の緊張をゆるませる必要があります。
首の緊張は頭や目の疲れと関係します。
寝る前のスマホが良くないのは、こういった腰椎1番との関連もあるのです。
腰椎1番をゆるめるのに効果的なのは、なんと「あくび」です。
寝る前には、目と頭を休め、あくびをして、眠りについてみてください。
腰椎2番は、胃腸をはじめ、消化器全体の動きと深くかかわる部位です。
ここが柔軟な人は、胃腸の動きが良いです。
動きが硬いひとは、横隔膜が充分に動かなくなり「睡眠時無呼吸症候群」につながります。
バナナのように、寝転がって横方向にぐーっと身体を曲げて、体側部を伸ばすようにすることで、腰椎2番をリラックスさせることができます。
腰椎3番は姿勢のバランスをとる中心になる場所です。眠っている間は同じ姿勢なので、腰椎3番が機能しないと、背中や腰の筋肉がはってしまいます。
睡眠中に何度も目が覚める人は、ここが硬くなっています。
朝起きたときに疲れた感じがする人、起きた時に腰や背中が痛い人も、腰椎3番目が緊張している状態です。
腰椎3番をほぐすためには、ゆったりと仰向けに寝て膝をたて、軽く左右に動かします。
集中力の高い人は腰椎4番目に弾力があります。
ナポレオンのような短時間睡眠の人は、4番目が弾力があって力強いようです。
腰椎5番は、呼吸の深さに関係します。胸の緊張をゆるめると、深い呼吸ができます。
慢性的に疲れている人は、腰椎5番が硬くなっています。
実はこの状態、風邪をひく直前と同じような状態なのです。
腰椎1~5をリラックスさせる方法は、『骨盤にきく』/片山洋次郎著 にも丁寧に解説されております。
実は、腰椎が弾力を取り戻すと、夜、よく眠れるようになります。
それは、
「骨盤が拡がったり縮んだりする振幅の大きさ」が「眠りの深さ」に直結しているから。
一日のサイクルのなかで、骨盤がもっともゆるんで拡がるのは寝ているときです。
ですが、骨盤が拡がり切れず、骨盤の動きが小さくなると、眠りも浅くなる。
深い眠りがいかに重要であるかは、いうまでもありません。
身体がだるい、疲れがとれない、目覚めが悪い・・
これらの理由は、骨盤が十分に動いていないからなのです。
どんなマッサージも、深くリラックスした眠りにはかないません。
本来、私たちの身体は、寝ている間に自分の力で回復する力があるのです。
身体の不調を抱えている人は
骨盤の状態を意識してみると、ヒントが見つかるかもしれません。
わたしもこの本を読みながら、自宅でできる簡単なリラックス法を試してみて、腰の痛みが驚くほど軽減しました。
簡単で、コスパが良い方法が見つかって嬉しいです(笑)
人の身体って、ほんとに不思議ですよね。