田舎の主婦が起業を志したが、気が付けばＳＮＳ依存症に。

わずかな間の起業活動でしたが、準備段階も含め約１年半、私はガッツリSNSにのめり込みました。

私の起業ストーリーはこちら↓

42歳田舎在住「５なし主婦」が起業してみたストーリー

そもそも、起業を志したきっかけは「現実を変えたい」

これはどちらかというと、ネガティブな気持ち。

不満だらけだった日常。将来への不安。パートナーへのストレス。金銭的問題。

あの時の私は、とにかく「目の前の今」というところから逃げたかったんです。

そんな現実をSNSという世界が変えてくれると信じていたんです。

あっちの世界に行けば私は幸せに成功して、ようやく人生が陽の目を見るんだ！って。

ある意味、SNSは「あの世」だった (笑)

期待値ハンパなかった。これを俗に「SNS依存性」というのでしょう…

気が付けば、ＳＮＳが中心生活に。

SNS起業をやると決めてから、私の生き方の軸はSNSに。

誰かが発信した成功法則や、誰かが書いた幸せの定義。

誰かが拡げたお金持ちへの道や、誰かが伝えた人生の勝ち組論。

見れば見るだけ答えは際限がなく、あらゆる情報が溢れかえっていました。

私はその、あまたある情報から、好きなものだけを拾い集め、自分のために「生きる指針と人生の正解」にしたんです。

それは定着することなく、次から次へと入れ替わる。情報は無限にありますからね…

この段階で、お気づきの方もいらっしゃるでしょう？

私には全く「自分」というものがありませんでした。

ブレッブレ！軸はSNSですから致し方ない…

そうこうしていましたら身体を壊したので、起業活動をフェードアウト。

それでもSNS依存性は、しばらく治りませんでした。変わらず発信を続け、情報を採取する日々…

約半年くらいたったある日、ふと「SNS、ぜんぜん面白くない！」と思い立ち、SNSから離ることに。

SNS依存性から抜け出せたのは、このときかもしれません。

すると、そこにはなんでもない、穏やかな日常が流れていました。

家族がいる。家がある。わたしがいる。今がある。

こんな当たり前のごく普通の毎日が、すごく新鮮でした。

たぶん、目の前の暮らしは以前となにも変わっていないのだけど、

あの頃みたいなネガティブな感情は１ミリも湧くことはなかったです。

むしろ、ホッと安心している自分がいたんです。

ＳＮＳ依存を断ち切ったら、見えてきたもの。

情報を断ちきり、しばらくは落ち着かない日々でした。

だって、SNSから情報を入れない時間がたくさん空いて、急に暇になるから(笑)

代わりに自分と向き合うことをちゃんとやってみました。

自分の心と対話するように。

そしたら１つ、分かったことがあります。

「他の誰でもない自分が答えを持ってる」

たしかに、SNSには知らないことがたくさんあって、

理想な世界が拡がっていて、すっごく勉強になります。

世界中と繋がっている世界でたった１人しかいない自分は、もしや凄いんじゃないかって勘違いもする。

けれど、結局は自分の都合のいいことしか、入ってこない。

都合が悪い内容があると、読まない。もしくはモヤモヤざわざわするでしょ？

それすら、自分都合です。現段階の自分レベルに合ったモヤモヤざわざわ。

もっというと、その程度のモヤモヤざわざわだけにとらわれますから、そこから学ぶことなんて大してない。あるとすれば、「自分は何がイヤなのか知ることができる」…くらいでしょうか。

SNSで自分のご都合に従って採取する情報なんて、ハッキリいってみじんこレベル。

そこに私は気づけなかった…。そして、どこの誰だか分からない人間が、あちらの主観で流した情報を鵜呑みにしていた自分が、とても怖い。

私の人生、他人に任せてほんとにいいのか？！と、当時の自分に声を大にして言いたいのです。

今の私と心地よいＳＮＳとの距離感

現在私は、本当に自分にとって必要な情報だけを選んで取り入れています。

余計なものはそぎおとし、生き方も自分も洗練させたいですからね！

けれど、使い方さえ間違わなければ、SNSほど面白い遊び場はないとも思ってます。

だって、それがあったから、私は書くことが好きだと知れたし、こうやって書く場所をあたえてもらっているのですから。

そして、私の結婚もSNSがキッカケです。笑

SNS万歳！ビバSNS！