田舎在住「5なし」主婦が起業した!前編はこちら。
念願が叶い、本格的に起業活動をスタートできた。
もがきながらも、反面楽しさを知ってしまった私は、はっきり言ってノッていた。
今まで味わったことがない、満たされるという感覚だった。
仕事がイヤでイヤで仕方なかった独身時代。転職を何回したのかもう覚えていない。
わざと専業主婦を狙って結婚したのは、仕事をしたくなかったから。
仕事が楽しい!なんて想えることが、もう奇跡だった。
そんな私が、なにかおかしい…
起業の大きなメリットは「自分で調整すれば休める」ことだと思い、思いきって臨時休業にした。
それくらい安易に考えていた。
またいつでも再開すればいいと、お気楽に。
それなのに、3ヶ月を優に超えても体調は一向に良くならない。
気が付けば、活動していた期間より、長く休んでいるではないか…
けれど、私の中で明らかに何かが変わってしまったことは薄々気づいていた。
「起業活動、もうやりたくない…」
こんなの、まだ認めていいわけがない。大金をつぎ込み、起業のために家族が協力してくれたことがあまりに申し訳ない。
辞めてしまうことで、周りにどんな目で見られるだろうと怖かった。
やっぱり5なし主婦は大したことがないんだと、自分を蔑んだ。
そもそも起業したかったのは、なぜか。それは夫婦関係がうまくいかず、家を出たかったから。
だが、起業活動に夢中になるうちに、いつからかその悩みは解消されていた。
夫はいつも、私を応援してくれた。
となれば、私はもう起業をしなくていいのだ。
それよりも、私はもっと他に「やりたいこと」を見つけていた。
そにれ気が付いたのは、起業活動を通してだった。
起業活動が忙しくなるにつれ、ブログを思う存分書けないことで、フラストレーションが溜まった。それで気が付いたのだ。
わたしは、書きたいのだ。
集客のためじゃなく、その日の想いや考えをそのままリアルに伝えたい。
それが私のやりたいことだった。
『書くこと』は、今1番エネルギーを注げるモノであり、何よりも愉しい。
時間を忘れて没頭できるし、どこまでももっともっとうまくなりたいモノ。
それを確信にして、ようやく腹が決まった。
キッパリ活動をやめ、専業主婦として自由にブログを書く生活に戻った。
長く続いた体調不良は、きっとサイン。
ほんとにやることを気づかせてくれるための・・・
ほんとのわたしらしく在るための・・・
こうして、5なしだった主婦だった私が
起業活動を通して好きなモノに出逢えた。
それは「自分のココロに応えた」から。
ここまでが「5なし主婦」だった私の自己紹介です。
今、こうやって「書くこと」ができていることに心から感謝します。